カンジャンケジャンにサンナッチ!鮮度抜群の海鮮料理も
今回は東京最大のコリアンタウン「新大久保」へ。街にはグルメにコスメ、K-POPと韓国の魅力が集結、全国各地からたくさんの韓流ファンが訪れています。私も久しぶりの新大久保で、街にあふれるハングルのカラフルな看板に心も弾みます。

さて、目的の店は「テジョンデ」です。テジョンデ(太宗台)とは、釜山の影島にある眺望抜群の観光スポット。最近はロケ地や絶景カフェで人気の影島ですが、今でもヘニョ(海女)のハルモニが残っていて、地元人気の海鮮料理店も目立ちます。
実はこの店、以前、制作した「今すぐ食べたい!TOKYO韓国グルメ」(日本出版社 2009年発行)でも紹介したことがあります。その取材にはほかのスタッフが行きましたが、そんな縁もあって、とても楽しみです。




テジョンデは当地で20年以上の老舗の韓国活魚刺身専門店。ビルの2階にあり、店内は一面ガラスで明るい雰囲気、大久保通りの様子も目にできます。この日は雨にもかかわらず、14時過ぎてもランチを楽しむ人々でにぎわっていました。
さて、エグゼクティブマネージャーに料理について聞いてみました。海鮮料理は、注文が入った段階で生簀から取り出して調理するため、鮮度が自慢。その魚介類も厨房の担当者が仕入れ業者と、気候や卸の状況を見つつ、厳選したものを仕入れているそうです。
気になるのは釜山名物「カンジャンケジャン」と「サンナッチ」。ここでも代表メニューで、カンジャンケジャンやヤンニョムケジャンのほか、濃厚トロ卵カンジャンケジャン、カンジャンケジャンビビンパなど、バリエーションも豊富にそろっています。味の決め手となるカンジャン(醤油ベースのタレ)は、20年前からの自家製レシピ。濃厚なタレにしっかり漬けたカンジャンケジャンは、まさに絶品。ワタリガニは雌を使っているため、内子もしっかり味わえます。


また、サンナッチ(生イイダコの踊り食い)は、見た目にも楽しめて、焼酎の肴にぴったり。カンジャンケジャンもサンナッチも、釜山の思い出とともに味わいたいものです。海鮮以外にもチーズタッカルビやヤンニョムチキン、パッピンスなど、韓流メニューもそろっています。私は海鮮チャンポンが気になっているので、次回、食べてみるつもりです。


韓国の食堂のような活気ある店内で、釜山名物が楽しめるテジョンデ。メニューはオリジナリティにあふれ、定期的なリニューアルで時流も取り入れられているのも魅力です。女性二人組や若者、男性グループ、ファミリー、旅行者と客層が広いのにも納得しました。
※料理写真はテジョンデよりお借りしたものです
DATA
韓国伝統活魚料刺身専門店 テジョンデ
東京都新宿区百人町1-6-15 NKビル2階
☎︎03-3207-8881
12:00〜24:00 年中無休(元日休) ※コロナの影響で変更あり
JR新大久保駅より徒歩約2分