釜山名物のナッコプセにデジクッパが味わえる店

数年前に「孤独のグルメ」などでも取り上げられ、日本でも一躍有名になった「ナッコプセ」。これはナッチ(手長ダコ)とコプチャン(ホルモン)、セウ(エビ)を合わせ入れた激辛鍋で、釜山で生まれた料理です。そんなナッコプセを味わえるのが『ヨプの王豚塩焼』。
『ヨプの王豚塩焼』は新大久保に3店舗・新橋店・赤坂店と合わせて5店舗あります。今回『新橋店・赤坂店』限定でデジクッパが食べられると聞き、さっそく赤坂店を訪ねてみました。
赤坂見附駅から昼下がりの赤坂の街をふらりと歩き、このあたりかな、と思ったところで、角地の建物にかわいい看板をみつけました。

☆赤坂店は赤坂みすじ通りに面したビルの3階にあります

ランチタイムが落ち着いたところで、店長のソン・ジヒョンさんに話をお聞きしました。もともと、ナッコプセは全店舗で冬の期間限定で始めたのが、とても好評だったため、定番メニューとなったそうです。今ではヨプの王豚塩焼で、サムギョプサルと並ぶ看板料理です。

☆鍋いっぱいに真っ赤な世界が広がるナッコプセ(3980円)

さて、気になる辛さですが、釜山出身のシェフが日本人の味覚を考慮し、味の決め手の特製ソースは少しだけ甘めにアレンジ。そのため、男性客のみならず女性客にも大好評で、韓国人客も甘辛くておいしい!と喜んでくれるそうです。手長ダコ、牛ホルモン、エビのそれぞれが持つ食感に、牛ホルモンの脂の甘み、それらを特製ソースで鍋にして、店自慢の味ができあがります。

☆鍋の〆はやっぱりチャーハンで!

店長さんいわく、ナッコプセのおいしさを存分に堪能するなら、最後はごはんを加えてチャーハン(980円、ごはん+海苔+とびっこ)にとのこと。たっぷりの海苔ととびっこのプチプチした食感がクセになるそうです。ここにチーズを入れると、まろやかな味わいに。また、プルコギ(牛)や鶏肉、ラーメン、うどんなど、トッピングも多彩で、好みのスタイルでナッコプセが楽しめます。

☆ランチタイムのデジクッパ(1080円)

ナッコプセデジクッパ。少食の私は両方食べられないので、今日はデジクッパにしました。美しい彩りのパンチャン(おかず)とセットになったデジクッパは、見た目にもなかなかモダンです。まずは白濁したスープを口にすると、あっさりした中に濃厚さが感じられます。豚肉は肉厚でやわらかくジューシー、さすがはサムギョプサルの名店です。
デジクッパはミルミョンと並ぶ釜山人のソウルフード。私も久しぶりのデジクッパに、懐かしくて涙が出そうでした。

☆豚肉もたっぷりで、食べ切れないほどです
☆明るく広々とした店内。個室もあります
☆来店した有名人の色紙も並んでいます

ちなみに店名にもあるチキンもおすすめメニューです。ヤンニョムチキンはもちろん、米粉を使ったハニーガーリックチキン、オニオンソースとチーズによるチーズポンチキンが女性に人気だとか。
「今はコロナで大変ですけれども、日本の中にも小さな韓国があるので、ぜひ、ここで韓国料理を味わってください」と店長のソンさんからのメッセージ。ソンさんのていねいな日本語が優しく心に響きました。

※ナッコプセの写真は店からお借りしたものです

DATA
ヨプの王豚塩焼Xマイマイチキン 赤坂店

東京都港区赤坂3-14-3 渡林赤坂ビル3F
☎︎03-5545-5125
24時間営業(ランチ11:00〜15:00) 年中無休 ※コロナの影響で変更あり
千代田線赤坂駅より徒歩約2分、丸ノ内線・銀座線赤坂見附駅より約徒歩 3分
銀座線・南北線溜池山王駅より徒歩約5分
MAP→こちらをクリック

ヨプの王様塩焼 新大久保本店(東京都新宿区大久保1-16-21 ☎︎03-3202-3852)
ヨプの王様塩焼 新大久保駅前店(東京都新宿区百人町2-2-1 REMAX新大久保ビル2F ☎︎03-5272-2097)
ヨプの王豚塩焼Xマイマイチキン 日本1号店(東京都新宿区百人町2-3-20英泰ビル2F ☎︎03-6233-8204)
ヨプの王様塩焼 GEMS新橋店(東京都港区新橋2-12-8 GEMS新橋 7F ☎︎03-6257-3033)


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